家に小さな子供がいると、知らないうちに壁にクレヨンでいたずら書きをされてしまうことってありますよね。
壁紙に施されたカラフルな落書き、どうやってきれいにすればいいかお困りではないですか?
そんな時、とても便利なのがメラミンスポンジと台所用洗剤なんです。
この記事では、メラミンスポンジと洗剤を使って、クレヨンの汚れを効率的に落とす方法を、手順を追って丁寧にご紹介します。
壁紙のクレヨン汚れを取り除くために必要な道具と清掃手順
クレヨン汚れをきれいにするためには、以下のアイテムが必要です。
- メラミンスポンジ:細かい研磨力で効果的に汚れを削り取ります。
- 台所用中性洗剤:油性汚れを浮かせて取り除くのに役立ちます。
- 温水:汚れを柔らかくし、容易に除去できるようにします。
- 歯ブラシまたは爪ブラシ:洗剤を塗り広げ、細部を磨くのに適しています。
- 雑巾(水拭き用と乾拭き用):掃除の最後に使用し、水分を拭き取ります。
これらの道具は一般的な家庭にあり、特別な準備を必要としません。
手順に従って作業を進めることで、掃除がより効率的に行えます。
1.温水で湿らせた雑巾で軽く拭く
始めに、温水で湿らせた雑巾を使って壁を軽く拭きます。
これにより、クレヨンの油分が浮かび上がり、次のステップでの掃除が楽になります。
壁紙を傷めないように、優しく拭くことが大切です。
2.中性洗剤を使用してブラシで優しく磨く
次に、中性洗剤を歯ブラシや爪ブラシにつけて、汚れた壁をこすります。
優しく円を描くようにブラシを動かし、壁紙を傷めないように注意します。
洗剤が泡立ち、油性汚れを取り除く手助けをします。
3.メラミンスポンジで磨く
更に落ちにくい汚れには、メラミンスポンジを使って優しく磨き取ります。
スポンジを水に濡らし、必要な箇所を軽くこすりますが、力を入れすぎないよう注意が必要です。
4.最後に水拭きと乾拭きを行う
最後に、洗剤の残りを水拭きできれいにし、乾拭きでしっかりと水分を取り除きます。
これで壁紙が元の状態に戻ります。
これで清掃作業は完了です!
メラミンスポンジを使う際の注意点
メラミンスポンジはその強い研磨力により、誤って使うと壁紙を傷つけてしまうことがあります。
特に力を入れすぎると、目に見えない範囲で壁紙が削られてしまい、見た目にも影響が出ることがあります。
メラミンスポンジを使う時は、壁を優しくなでるようにすることが大切です。
また、色や模様がついた壁紙では、デザインが消えてしまう可能性があるため、注意が必要です。
淡い色や繊細な模様の壁紙の場合は、清掃後に色が不均一になることもあります。
安全に掃除を行うためには、まず目立たない場所で試してみて、問題がなければ全体を掃除することを推奨します。
常に注意深く作業を行い、壁紙を保護しましょう。
壁紙のクレヨン汚れを落とす別の方法
通常のメラミンスポンジや洗剤では取れないクレヨンの汚れには、他の方法を試すと効果的です。
牛乳、クレンジングオイルを使う
例えば、牛乳を使うと、牛乳の油分がクレヨンの脂質を浮かせて除去する効果が期待できます。
また、化粧用クレンジングオイルを使うことも一つの方法です。
これは油性の汚れを分解し、効果的に除去するのに役立ちます。
アイロンを使ったクレヨン汚れの除去方法
オイルベースのクレヨンについた汚れは、アイロンの熱を利用して布に転写する方法で効果的に除去できます。
【準備するもの】
✔ アイロン ✔ 汚れても良い布 ✔ 家庭用中性洗剤 ✔ クレンザー ✔ 雑巾3枚
【手順】
- 汚れがついた部分に当て布を敷きます。
- アイロンを低温設定にして、当て布の上からゆっくり押し当てます。
- 当て布を少しずつ移動させながら、同じ手順を繰り返します。
- 中性洗剤とクレンザーを1:1の比率で混ぜ合わせます。
- 混合した洗剤を雑巾に染み込ませ、汚れを拭き取ります。
- 最後に水拭きをして乾かすと作業完了です。
注意:ビニールクロスの壁紙には使わないでください。熱で壁紙が変形する可能性があります。
また、やけどには十分注意してください。
クレヨン汚れを予防する方法
クレヨンでの落書きは子供たちの創造活動の一環ですが、壁が汚れるのを防ぐ方法を事前に知っておくと安心です。
ここでは、壁が汚れないようにする対策をいくつか紹介します。
水で洗い流せるクレヨンの使用
水溶性のクレヨンを使用すれば、万が一壁に落書きしても簡単に清掃できます。
また、ガラスや鏡用のクレヨンは、水拭きだけできれいになり、子供たちも楽しく使えます。
バスタブ用クレヨンの導入
お風呂場専用のクレヨンは、お風呂の壁に描いても普通のバススポンジで簡単に掃除可能です。
ただし、ユニットバスのような場所では色が残る可能性があるため、全面的な使用前に目立たない場所で試してみることをおすすめします。
落書き専用スペースの設定
我が家では、子供の手の届く範囲に落書きできるスペースを設けています。
その部分には古いチラシや包装紙を壁に貼り、マスキングテープで固定しています。
これを設けることで、他の壁への落書きが減りました。
来客の際には少々注意が必要ですが、非常に効果的な方法でおすすめです。
このように、お子さんが使うための専用のお絵描き壁紙やボードを設置することも、クレヨン汚れを予防する有効な手段です。
まとめ
壁紙のクレヨン汚れは、適切なツールと方法を使えば、意外と綺麗に取り除くことができます。
大切なのは、メラミンスポンジと台所用洗剤を上手に使うこと、そして壁紙を傷めずに掃除する方法を見つけることです。
温水と洗剤の使い方を覚え、丁寧に掃除をすることで、壁紙を守りながら美しい状態に戻すことができます。
もし汚れがすぐに取れない時は、別の掃除方法を試すのも大事です。
子供たちの創造力を大事にしながら、部屋を清潔に保つ工夫をしましょう。